現代社会に疲れていませんか?
やる意味が分からない仕事、否定しかしない上司、変わらない日々。
ちょっとしたストレスが心を蝕んでいって…
気分転換がしたい、癒しがほしい、新しいことがしたい。
そんな貴方に、静流が1冊の本をオススメしたいと思います。
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猫を処方いたします。
PHP文芸文庫 石田 祥
✔ 社会に疲れて癒しが欲しい人
✔ 何よりもただ猫が好きな人
✔ スキマ時間に、新しいジャンルの本を読みたい方
あらすじ
京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」
ここを訪れる患者さんは、何かしら社会に不満を持っている人たちです。
精神科って中々入り辛いですよね?
ですがせっかく来たのだからと、先生に色々と伝える患者さんたち。
「会社がブラックで…」
「社員と上手くいかなくて…」
「子育てが…」
一度口を開くと、堰を切ったかのように色々な不安や不満、感情があふれてきて…
「…分かりました。猫を処方します。この猫は良く効きますよ♪」
「「「「…え?」」」」
きっとあなたも同じ反応をするでしょう。
さてカウンセリングもされず、薬も出されない患者さんたちはどうなるのでしょうか?
感想
猫飼いたい!
多分読み終わった後に感じることは、皆さん同じではないでしょうか?
相手の立場になって、相手がどう考えているかを読み取る。
出来ているつもりでも難しいものですよね。
結局は自分本位のつもりになっていることもありますし(私も良くあります…)
そういった時に、ある意味無神経にこちらに何かを訴えかけてくる猫という存在は、そう言ったつもりになっている気付きを、本当の気付きにしてくれるのかもしれません。
文章自体は情景よりも、心の機微に焦点を当てており、5章あるうちの1人でも自分と重ね合えたなら、きっとこの本の虜になるはずです。
まとめ
今回は石田先生作品の「猫を処方いたします。」を紹介しました。
ストレスの多い現代ではネットで診察なども出来るようになったため、心療内科が一般的になってきました。
周りの人でも受診したことある人は多いのではないでしょうか?
当然猫を処方されることはないと思いますが、この本が少しでも貴方の癒しになることを祈っています。
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