大型犬ともふもふしたい!
昔飼っていた犬は、あの世で元気に走り回っているだろうか?
そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
実家を離れて会えなくなってしまったペットがいる方は、是非一度読んでみてください。
きっと会いに行きたくなるでしょう。
大型犬と心行くまで芝生で戯れたい…そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
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どうぶつ寺のもふもふ事件簿
マイナビ出版ファン文庫 藍川竜樹
✔ 幽霊系を読みたいけど、怖いのはちょっと…という方
✔ 犬が好きな人
✔ 僧侶と幽体離脱女子と言う珍しい組み合わせの恋愛小説が読みたい方
あらすじ
通勤中の事故で病院に搬送された如月那美は、夜の病院で目を覚ますと幽体離脱していた。
訳も分からず病院内を彷徨う那美が遭遇したのは、小さくてかわいい一匹のポメラニアン。
しかし急遽襲い掛かってきて…
気絶した那美が起きた時、すべては夢だった…とはならず相変わらずの幽体離脱のまま。
意識不明の本体が怖いから遠くにも行けない。
かと言ってまたおばけ犬が出るから怖くて、散策もできない。
相談したくても生きている人間とは話が出来ない。
そんな時出会ったのが、幽霊を見ることが出来る僧侶の吉川孝信。
おばけ犬の事を無理やり相談するうちに…彼の平穏は崩れ去っていった…
果たして那美は体に戻れるのか?
果たしておばけ犬の正体は?何のために病院にいるのか?
そして、吉川孝信の平穏は戻ってくるのか!?
感想
始まりは良くある恋愛系かな~と思いましたが、読み終わってびっくり。
意外な展開になりましたが、個人的には心温まるエンディングでした。
人間は理性で感情を押し込めるけど、ペットたちは全力で主人を愛しに向かう。
でもそこに生と死の境があれば、決して幸せな物にはなりえない。
だから生きているペットを全力で可愛がろう。未練等残さないように。
…と書きつつ、人間関係?幽霊関係含めて、会話のテンポも良く非常に読みやすかったです。
強いて言うならば、若干主人公に対してイラっとすることと、幽体ならではの通信方法をもっとアナログならば…などがありますが、それを差し引いても面白い本です。
甘い感じの男女のやり取りや、それを邪魔する大量の犬たち…そんな小説が読みたい方は是非!
まとめ
今回は藍川竜樹先生作品の「どうぶつ寺のもふもふ事件簿」を紹介しました。
幽霊ではなく幽体離脱女子×僧侶×犬と言う珍しい?ジャンルの本でした。
地味に伏線などもありつつ、ひたすらに犬が可愛い!ってなっている本でした。
犬と戯れることが出来ないあなたが、この本で少しでも癒しを感じることを祈っています。
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