StableDiffusionの画像を生かした、アイコンリングの作り方

StableDiffusionの画像を生かした、アイコンリングの作り方 AI/Stable Diffusion

StableDiffusionでは素敵な1枚絵を出力したり、キャラクターを透過したりすることは可能ですが、リング状に切り抜くのは得意ではありません。

だけど何とかStableDiffusionで作った素晴らしい画像を活用したい!

今回はそんな人向けに、StableDiffusionで出力した画像からアイコンリングを作成する方法について紹介しています。

ただしStableDiffusionだけで描くのではなく、CLIPStudioを組み合わせて描いていきます。

様々な方法で描くことが出来ますので、今回はそんなCLIPStudioを使用した方法の一つとして紹介しています。

結果

・StableDiffusionの絵から作成することで、オリジナルのアイコンリングが作成可能

・ペイントソフトを使うことで、他と違うアイコンリングにすることが出来る

この記事を読むと

StableDiffusionで出力した画像から、アイコンリングを作成する方法が理解できます。

※記事内に広告が含まれています。

アイコンリングとは

「アイコンリング」と聞いても、IRIAMをやっていない方には馴染がないかもしれません。

IRIAMという配信アプリでは、プロフィールの欄にサムネイル画像とヘッダー画像を設定することが出来ます。

アイコンリングとは、そのサムネイル画像に着けるリング型の画像です。

サムネイル画像はXと同様に円状なので、リング状でサムネイルの邪魔にならない様に作成する必要があります。

作成の順番

まず使えそうな画像を見つけます。

基本的に背景などで良さそうな画像を見つけます。

花畑などの自然や、幾何学模様などがおすすめです。

サイズ

アイコンリングのサイズは513×513pxとします。

使用する画像(StableDiffusionで作成した画像)については自由ですが、あまり小さい画像だと荒くなってしまうので1024×1024等がおすすめです。

アイコンリングの作り方の概要

今回はCLIPStudioの「下のレイヤーでクリッピング」と言う方法を使って描いていきます。

描く道筋(方法)

  1. txt2imgで元になる画像を描画
  2. 良い構図を何枚か選定
  3. CLIPStudioを使用して、円を描く
  4. 円に沿うようにスプレーで色を付ける
  5. 下のレイヤーでクリッピングして、アイコンリング状に絵を切り抜いていく
  6. 微修正+追加画像を描く

txt2imgで元になる画像を描画

実際に最初の絵を決めるために絵を出力していきます。

今回は花畑と桜と言うことで前回作成した、桜と黄色い花畑を使用します。

CLIPStudioで作成

まずCLIPStudioで円を描きます。

書き方は色々とありますが、私は「図形」⇒「楕円」⇒キャンパスの左下から右上の角に向かってクリックして描いています。

新しいレイヤーを追加し、そこにスプレーで円を太くしていきます。

「エアブラシ」⇒「スプレー」で柔らかい円をいくつも描いていきます。

一度の描画では足りないので、複数回重ね塗りしていきます。

また周りのぼかしのために「エアブラシ」⇒「ノイズ」を使用して、色を濃くしていきます。

画像を挿入で上記の円のレイヤーの上に画像(今回は桜と黄色花畑)を挿入します。

挿入した画像レイヤの上で「下のレイヤーでクリッピング」にチェックを入れます。

エアブラシで描いた部分が切り抜かれ、アイコンリングのベースとなる画像になりました。

ここから納得がいく位置や大きさに画像を調整していきます。

これで完成でも良いですが、影部分を付けた方がよりアイコンリングっぽくなるので、微修正します。

初めに描いた円の下にレイヤを追加します。

「エアブラシ」⇒「ノイズ」を選んで、リングの大きさより少し大きいぐらいサイズで絵をなぞっていきます。

最後に「デコレーション」⇒「羽」を選択して、良い感じに散らせると、絵に動きが出るように見えるので、より素晴らしいアイコンリングになります。

色は背景と近い色味で薄っすらと表すのも良いですし、逆に分かりやすい色でワンポイントとするのも良いです。

最終結果

色調調整などが必要な場合は修正を行い出力します。

※今回は分かりやすくするため、背景を白で出力しています。

まとめ

CLIPStudioを使用して、StableDiffusionで出力した画像からアイコンリングを作成する方法について紹介しました。

改めて2行でまとめると…

・StableDiffusionで作成した絵から作成することでオリジナルのアイコンリングが作成可能

・ペイントソフトを使うことで他と違うアイコンリングにすることが出来る

Stable Diffusionだけで、アイコンリングを描くのは難しいですがCLIPStudioを用いることで簡単に作成することが可能です。

今回は1枚の絵から作成しましたが、複数枚を重ねて間をぼかしても良い絵を作ることが出来ます。

和風の模様や、薄っすら光る灯篭など、色々と組み合わせると面白い作品が作れると思います。

推しのライバーさんからアイコンリングをもらうと嬉しいものですので、是非自分なりのアイコンリングを作成してリスナーさんに配ってみてください!

StableDiffusionにお勧めのグラボ

ここまでの記事を読んでStableDiffusionを始めてみたいと思ったけど、どれを買ったか良いか分からない人向けに私の使っているグラボを紹介します。

私が使用しているグラボはNVIDIA GeForce RTX3060 搭載 グラフィックボード GDDR6 12GBになります。

StableDiffusionで絵を生成するときは、PCのCPUやメモリよりもグラボの性能が重要です。

StableDiffusionではVRAMが12GB以上であることが推奨されていますが、普通のゲーム用のグラボでは8GBのものが多いです。

経験上、一回のプロンプトで一発で望みの絵が出ることは少なく、10枚ぐらい出力してそこから近づけていく作業をします。

しかしVRAMが低いと1枚を生成する時間が長くなってしまいます(完全にVRAM依存ではないですが)

1枚の生成する時間が長いと、最終的なゴールまでの時間も多くかかってしまうので、推奨要領である12GBのグラボを買うことをお勧めします。

VRAMが低い=一度に計算できる数が少ない=生成速度が遅い

そのため解像度の高い絵を生成するのに時間がかかるだけでなく、生成できない可能性もあります(2GBや4GBなど)

Controlnet等、拡張機能を複数使用する場合やLora等の学習を行う場合は、より顕著にVRAMの差が出ます。

そのため単純にAIで出力してみたい。というだけでなく、その一歩先で色々やってみたい方は是非12GB以上を購入してみてください。

ちょっと試すだけなら、下記のような無料AI画像生成サービスを使うのも良いです。

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